三菱重工って良い会社
「とても良い会社でした」
一言で言うとこれですね。
前回、三菱重工を辞めたことをざっくりと書きました。
理由や経緯や思い出など沢山あります。
書きたいことも沢山ありますが、いざキーボードに向かってみると、
何から書いたものかなあ、と。。。
ネガティブな事をいきなり書いても良くないので、
ポジティブな事から書いていきましょうか!!
やっぱり大企業なんです!
大企業だったなあ、としみじみと思います。
「大企業なら安心、一生この会社と一緒さ!」
なんて、言っちゃうようなタイプでは僕はないですが、
何と言ったらいいか、あの感覚は忘れられないですね。
僕が勤めていた高砂工場は、確か5000人ぐらいが働いていたはずです。
朝の通勤時間は、そりゃもう人人人、って感じでした。
兵庫の片田舎の高砂(正確には荒井)の静かな町に大挙として人が押し寄せてました。
(逆にお休みの日はゴーストタウンのような感じになります、
ただ、とても静かになるので、生活しやすいです)
殆どの人がそうだと思いますが、人と違う方向を向いて生きていくのは不安です。
そういった意味では、数千人と一緒に同じ職場に通勤するという行為は、
一つの安心を感じられると思います。
大企業だったなあ、と思う点を列挙してみます!
- 独身寮、家族社宅が破格の安さ
- 食堂があるので昼食費も破格の安さ
- 残業代がキッチリカッチリ出る
- 人が多いので色々な人に出会える
- 同期が1000人居た、友達沢山
- 何処に行っても会社名で通じる
- 親も、おじいちゃんおばあちゃん、親戚も会社名を聞いて安心する
- 親が子供自慢をできる
- 海外出張で夜行便や8時間を超える旅程なら飛行機はビジネスクラス
- 海外出張では現地パートナーが手配するホテルが高級な場合が多い
- 国内出張もあって色々な所に行ける
- ちゃんと昇給する
- スケールの大きい仕事に携わることができる(数百億円の案件とか)
書き出すとボロボロ出てきますね。
この中でも、良い会社だったなあ、と強く思わせてくれたのが、
最後に書いた「スケールの大きい仕事に携わることができる」です。
スケールの大きい仕事に携わることができる!
良い経験させてもらえたなあ、と思ってます。
退職する最後の1年は、
エンジニア一人で海外に何度も出張させてもらい、
英語で交渉し、入札までこぎつける、という経験を積むことができました。
この経験が、僕の三菱重工で一番大きな思い出であると同時に、
僕が退職を決意したきっかけでもありました。
当時僕は入社6年目だったと思います。
そして入札が終わった時、僕は入社7年目に入っていました。
技術というものは奥が深く、
5、6年でマスターできるものでは到底ないので、
不安ながらもチャレンジした案件でした。
(正確にはチャレンジさせてもらったんだと思います)
40歳以上であろう海外のエンジニアと30歳そこらの若造の僕が、
膝を突き合わせて技術交渉をしたのは何とも痺れるものがありました。
度胸がつくことを、「心臓に毛が生える」と言ったりしますが、
そういった経験ができたと思っています。
一生懸命やって成果を出せば大きな事にチャレンジさせてもらえる会社!
僕は真面目だったのか、一生懸命仕事に取り組んでいました。
それが評価されたのか、大きな仕事にチャレンジさせてもらいました。
ちゃんとやってればチャンスがもらえる、
そんな良い会社だったと思います。
そして大企業なので、そのチャンスは、とてもスケールが大きい、
というおまけ付きです。
ということで、良い会社だったなあ、と改めて思います。
まあ、辞めちゃいましたけどね!!(笑
ではでは、ここで一旦締めます!